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全然知らない時代のことなので、非常に興味深い内容でした。この前に出てる本（20年代前半？）も買ってみたいと思います。

戦争を直に経験した人の話は、全然知らない私には非常に新鮮でした。

面白い構成だけど、誌面が限られてるからしかたないのかなー。中学生にはおすすめかな。

大東亜戦争開戦（対米英開戦）について、当時の日本政府は国民に対してその大義名分を明確にし、その説明責任を果たしていた！本書は、戦後の占領政策やWGIPの成果として歴史に埋もれかけた第一級資料「米英東亜侵略史（大川周明氏著）」をそのまま掲載すると同時に、それをもとにした歴史公証（佐藤優氏著）からなる。 「米英東亜侵略史」は当時一級の思想家であり、戦後の極東軍事裁判においていわゆるA級戦犯として逮捕（結果として免訴）された大川周明氏が、真珠湾攻撃直後にNHKラジオで講演した内容をそのまま書籍化したもの。読んでんでいただければ分かるが、その内容は決して感情的・煽動的な内容ではなく、豊富な学識と正確な事実認識にもとづく非常に合理的なものと言える。「米英東亜侵略史」で明確になることは、当時の世界と日本の情勢とそれに対する当時の日本人の奮闘であり、現在の日本人が良く口にする「国民が政府・軍閥に騙されて勝つ見込みのない戦争に追いやられた」ということが神話であるということである。 一方の歴史考証は、世界のインテリジェンスの領域において日本にこの人ありと言われ、日本では数少ないインテリジェンスの専門家である外務省職員（現在起訴休職中）の佐藤優氏による。非常に興味深い考証であり、特に世界各国の外交戦略を世界のその時の最強国だけが取れる自由主義という名の普遍主義（グローバリズム）と、最強国以外の国が取る地政学的な特徴に裏付けられた小世界が複数存在し棲み分ける多元主義に構造化し、近代から今日に至るまでその構造は変わっていないという考証。そして日本の・日本人の本質を「大和魂とは、他者に自己の原理を強要しない、多元論的価値観で、国際協調の基本となる物事の考え方」と表現している。 日本人にとって必読の書、と言って過言ではないと考えます。

日本は単一民族の国、を信じたい人にはお勧めしない。:-P 「文化」をどう定義するかによるが、日本は単一民族、単一文化というのには無理があるようである。その昔、田舎(西日本)から東京に初めて出てきて駅の立ち食いうどんのつゆの黒さをみて、こんなのを食べられるのは人間じゃねえ、と思ったのを思い出した。（その後20年以上たったが未だに食べられない)このあたりの事情を丹念に掘り起こしたのが本書。自分のように東西をまたいだ人間には「なるほどーー」と思うことが多いのではなかろうか。

この本でおもしろかったのは、大奥に入る女性にも将軍のお目にかかる？だけでなく、キャリア指向の総合職入社があったこと。「武家の娘だけだが」大奥内の管理職への道があったてのは、考えてみれば確かになあ、である。なんやかやとあわせれば３０００人を超える組織を束ねている訳である。確か松平定信だったと思うが「たかが大奥の奥女中」などと言い放って嫌われ、まもなく老中を解任されるのも当然かも知れない。

（本のレビューに「何度目のご利用ですか？」はないと思うけど） 網野史学が切り開いてきた、農民でもなく、武士・貴族でもない日本史です。自分の学校時代は百姓(=>農民)といっても一気ぐらいしか出てこなかったのに、さらにその周辺扱いの「海民」のなかに豊かな歴史を提示し続けてきたというのはやはりすごい、の一言。

熊本１３連隊でこの方面を転戦し戦死した大叔父の戦死場所を特定したくてこの方面の史書を探して読んでいます。ある程度まで特定できました。

太平洋戦争がいかなる戦いであったのか。数年に亘る戦いの局面においてどんな事実があったのか。当時の日本と連合国との国力の差がどの程度であったか。これらについて、写真や図解でわかり易く説明されている本です。戦争を知らない平和な世代だからこそ、読んでおきたい一冊です。

表紙などには書かれていないが、後半は忠臣蔵関係。でも、これがいい

特攻隊に関する本を読んだのは初めてです。 色んな感情が込み上げてきて沢山語りたい思いがあります が、ここに書き記すのは止めておきます。 私の言葉のせいでこの素晴らしい本の評価を落とす ようなことがあっては嫌なので。 本書で紹介されている遺書や日記は、検閲を気にした と思われるような綺麗過ぎるものもあれば、自分の死 に対して何とか折り合いをつけようと苦悶しているもの、 まだまだお母さんが恋しい少年なんだと思わせるもの、 愛する妻に必ず独身にて貫いてくれと懇願しているもの など、どれを読んでも文字が涙で霞んで見えなくなる程 胸に迫ってきました。 本書では写真は掲載されていませんが、著者が見たいくつか の写真を描写してくれています。それはまるで今自分の 目の前に写真があると錯覚を起してしまうほど丁寧に 書かれていました。 当時はこんな壮絶な作戦をとらなくてはいけないほど日本 は追い詰められていたこと、大西中将が8月16日 「これで送り出した部下達への責任をとれる」と言って 割腹自殺をし介錯を拒否し特攻隊員の後を追ったこと、 特攻隊のお世話をするために来ていた女学生はどんなことを していたか、少年達を見送った家族、戦後特攻隊だったことを 言えずに何十年も苦しんだ人たち、反日が多いと言われる フィリピンで日本政府の援助もなく特攻隊の慰霊碑や 記念館を建ててくれた人等など知らないことだらけでした。 著者が靖国や知覧、フィリピンなどに足を運んで関係者に 直接話しを伺っている丁寧な取材に好感が持てます。 戦後の、現代日本の国家のあり方・教育などについても 言及されていて、私の中にあったモヤモヤしたものを ハッキリと言葉にしてくれた！と嬉しくなりました。 日教組が日本国の正しい歴史を知る授業を拒否するのなら、 私達大人が語り継いでゆかなければと思います。 一人でも多くの日本人に読んで欲しい 魂で感じて欲しい そして、考えて欲しい・・・ 特攻隊を決して美化していない、良書だと思います。