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「狼少年と意志悪な黒豹の悩める恋情況」とリンク作品です。狼族の兄２人の物語です。

このシリーズの7巻まで読んだので続きを探していました。ここで見つけてらっきー

無理のないスト−リ−展開でした。 攻めに対する共感も持ちつつ、受けの切なさがヒシヒシと感じられる。初めての作家さんでしたが上手いですね♪エロシ−ンも素敵度高いです。 カップル成立!のラストだけど、遠恋だし、その後も読みたい!

たくらみシリーズ、第二部完結だそうで、 来年刊行される物から第三部が始まります。 「たくらみの罠」から現れた菱沼組若頭補佐の風間は やっぱり怪しかったんですね。 でも彼の出現で射撃以外、何にも無関心の高沢が 初めて櫻内と風間の仲に嫉妬するようになり だんだん櫻内への愛を自覚するようになったようです。 今までは櫻内の想いは一方通行だったのでいいのかもしれませんが、 私は無関心な高沢が好きだったので複雑かも。 今回はなんか登場人物が少なめで物足りないような。 レギュラーの早乙女は出番少な目だし、三室は名前だけだし。 高沢に惚れている渡辺は頑張ったけど、最後は気の毒なことに。 ちょっと気になったのが、ちょいちょい櫻内が ルー大柴みたいな変な英単語交じりの台詞をいうので 思わず笑っちゃいました。 結局、結末はなんか最後の方に詰め込まれた感じです。 ところでいつも気になっているのですが、八木沼の関西弁が・・・ 作者は東京の人なのでちょっと無理があるのかなぁ。

今作は書き下ろしではない為、 本編５作目「神官は王に操を捧ぐ」の発売から それほど間が空くことなく出してくれました。 神官と王シリーズファンとしては嬉しい限りです。 番外編２作目ということで、 作者も認めるラブラブバカップル・羅剛王と冴紗の話以外にも 羅剛王の忠実な臣下にして騎士団長・永均メインの話や、 羅剛王の生まれたばかりの頃の 亡き両親、父・皚慈と母・瓏朱姫の話もあります。 父・皚慈は全世界の女性を敵に回しそうなとんでもない野郎ですね。 すでにこの世にいなくてよかったと思います。 もちろん主役二人も、あいかわらずラブラブを通り越して暑苦しいくらいです。 冴紗に災難が振りかかり、 短気な羅剛王がいつも以上にブチ切れているような・・・ 番外編１作目の「神官と王の切なき日々」同様、 挿絵担当の高永ひなこさんのイラストは表紙のみです。 私は高永ひなこさんの描く男性は 線が細すぎてそれほど好きではないのですが、 神官と王シリーズでは高永ひなこさんのイラストは すごく合っていていいと思うので今回は表紙のみで寂しい・・ 作者・吉田珠姫さんのあとがきにちょっとおバカなショートストーリーもありますが、高永ひなこさんがちょっと言った感想がネタになったそうです。 このシリーズはドラマＣＤが３作出ているのですが、 文庫を読んでいると続編が聴きたくなりますね。 残念ながらＣＤ製作会社が倒産しているので無理でしょうが。 次回作も楽しみにしています。